第3のエンジン
系譜
アトラスは「どこで」を示し、年表は「いつ」を示す。系譜は「何から、何とともに」を示す。コーパスが何を結びつけ、どのような根拠でそれを主張するのかである。
図版は、コーパスの2つの軸を交差させる。行と列の順序は明記されており、ビルドのたびに同一である。項目の位置には意味がある。どの交差も、散布図の上の点ではない。
- カテゴリー × 原料 原料 × カテゴリー カテゴリーは何から生まれるのか。各交差に確立の度合いと出典が付されているのは、この図版だけである。ほかの図版は項目を数えるが、この図版は関連を主張する。 交差192件中32件 · 17%
- 系統 × 原料 原料 × 系統 同じ原料が複数の系統にまたがるのか。交差は該当するカテゴリーの数を示すだけで、それ以上のことは主張しない。 交差32件中14件 · 44%
- カテゴリー × 保護区分 保護区分 × カテゴリー 法は各カテゴリーをどのように保護しているのか。ここでは空白こそが主題である。地理的表示をもたないカテゴリーはコーパスの欠落ではなく、法的な事実である。 交差168件中23件 · 14%
- カテゴリー × 国 国 × カテゴリー 各カテゴリーはどこで認められているのか。この図版がまず示すのは、コーパスが自覚している明白な事実である。このコーパスは、世界のものである前にフランスのものである。国境をまたぐ少数の項目は、複数の列を同時に占める。地理的表示は、いずれの国にも属さずに4か国で保護されうるからである。 交差336件中28件 · 8%
- 国 × 保護区分 国 × 保護区分 どの法制度が何を、どこで保護しているのか。EUの外では、名称が登録された地理的表示であることはほとんどない。この図版はそれを一目で読み取らせる。98の項目ページを開く必要はない。 交差98件中17件 · 17%
- カテゴリー × 位置の精度 位置の精度 × カテゴリー 各カテゴリーの地理について何がわかっているのか。この図版が測るのはコーパスそのものの状態であり、その対象ではない。 交差96件中24件 · 25%
これらの図版がまだ知らないこと
原料とカテゴリーを結ぶ32件の関連には、それぞれ確立の度合いが付されている。25件は、原料を定義する法文によって確証されている。欧州の蒸留酒規則、テキーラとメスカルに関するメキシコの規格、カシャーサに関するブラジルの政令、焼酎に関する日本の法律と地理的表示、製品仕様書などである。3件は推定にとどまる。原料は法文に記載されているが、排他的ではない。4件は伝聞のままであり、それは正当である。ジンの穀物ベースやソジュの米は慣行であって法的定義ではなく、ルールR6は一方を他方に見せかけることを禁じている。各交差の網掛けが、この度合いを示す。
国の軸は長らく欠けており、その欠如はここに記録されていた。コーパスのこの欄には単一の値とリストが混在し、「ベルギー、オランダ、フランス、ドイツ」が1つの国として数えられていたからである。現在のコーパスは項目ごとにリストをもつ。14の見出しではなく、実在する14か国である。こうしてこの軸は開かれた。これはエンジンで初めての多値の軸である。国境をまたぐ地理的表示は、その行の複数の列を占める。いずれの国にも属さずに、実際に複数の国で保護されているからである。