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パリ · 準備段階のプロジェクト

蒸留をめぐる諸文化の博物館

五千年にわたる技術、すべての大陸で。SpiLiは、手わざ、テロワール、もの、そして文書資料を記録する。

手彩色の木版画。頭部(ヘルム)を備えた蒸留器がれんがの炉に据えられ、首の部分で腰掛けの上の容器とつながっている。左に長衣の男が立つ。
Alambic, 1509. 出典:gallica.bnf.fr / BnF — パブリックドメイン.

SPIritueux LIqueurs

公益財団となることを目指すAssociation loi 1901(フランスの非営利社団)。編集の独立に関する憲章を定めている。

プロジェクト

普遍的な遺産が、いまは散逸している。

ウイスキー、ラム、コニャック、ジン、オー・ド・ヴィー、リキュール、メスカル、白酒(バイジュウ)……。蒸留酒は五千年にわたる諸文明の歴史を物語る。蒸留の科学、交易の道、農業のテロワール、食卓の技芸、文学と神話。この膨大な遺産はいま散逸しており、その全体を語る博物館は世界のどこにもない。

SpiLiはこの空白を埋めることを目指す。パリに蒸留酒とリキュールの文化を扱う博物館を創設し、初心者にも専門知識をもつ人にも、家族にも若い世代にも、海外からの来館者にも、障害のある人にも開かれた場とする。常設展示、企画展、教育普及のワークショップ、文化プログラムによって、欠かすことのできない文化的・感覚的な訪問先とする。

この計画は公益を目的とする取り組みである。蒸留酒の文化のあらゆる側面を展示し、保護すること——神話、芸術表現、儀礼、地理、歴史、人物、技術を、フランスと世界において。計画を進めるのは準備段階の社団であり、公益財団となることを目指している。

構想

01

遺産と学術

研究、収蔵、刊行、公開データベース。譲ることのできない中核。

02

教育と市民性

若い世代、予防、責任ある飲酒、職業教育。

03

地域と発信

フランスと世界のテロワール、蒸留所ツーリズム、国際巡回。

04

体験と持続性

没入型、感覚的な体験、催し。使命を支える財源となる活動。

SpiLiの将来像

見学にとどまらない場

  • 常設展示——蒸留酒の歴史、製造技術、世界のテロワール、稀少なボトル、教育用の蒸留設備と熟成庫。
  • 企画展——ラムの航海史、詩人たちとアブサン、日本の蒸留の伝統、アメリカの禁酒法など。
  • 没入型の体験——生産地のバーチャル見学、インタラクティブな地図、見学の体験を館外へと延ばす多言語のデジタルガイド。
  • 文化プログラム——講演・対話、上映、演奏会、討論、学術シンポジウム。
  • 教育普及のワークショップ——大人のための多感覚の空間、若い世代のための教育コース。アルコールを用いず、科学と歴史に向き合う。
  • 蒸留所ツーリズムの窓口——フランス全土の蒸留所や生産者を訪ねる準備のために。

今後の行程

2026年 — 体制づくり

社団の設立、アドバイザーの輪、オンラインの共同データベース。

2028年 — 巡回展

イル=ド=フランスでの没入型・モジュール型の展示:フランスの蒸留酒のテロワール。

2029-2031年 — 国際展開

展示が世界の主要都市を巡り、各地の文化と対話する。

2032年 — 常設館

パリに設ける恒久の拠点。世界中の蒸留酒を扱う。

共同データベース

博物館の開館は2032年。その最初の展示室は、すでに開いている。

アトラスは、カテゴリー、テロワール、地理的表示、原料を地図上に示し、それらのあいだの系譜を可視化する。各項目ページは出典と検証の段階を明記している。

カテゴリー24 · テロワール74

98項目のうち91項目が位置をもつ。残る7項目は、地図上に置かれないまま記述されている。

ともにこの歴史を書く

SpiLiは準備段階にある。計画がかたちづくられるのはいまであり、一つひとつの支援が意味をもつ。

アドバイザー

文化遺産、蒸留酒、メセナの分野の人々を対象に、プロジェクトの戦略に助言するアドバイザーの輪への参加を募っている。

アドバイザーの役割を知る

支援者とパートナー

企業、財団、機関を対象に、編集の独立に関する憲章のもとで進める先駆的な文化事業への参加を募っている。

メセナについて

資料の貸与と寄贈

稀少なボトル、蒸留器、ポスター、文書。未来の博物館の収蔵品を形づくるため、資料の提供を受け付けている。

収蔵品を見る

ボランティアと寄稿者

資料調査、データベース、催し。それぞれの技能を活かした協力を歓迎する。

チームに加わる