SPIritueux LIqueurs
公益財団となることを目指すAssociation loi 1901(フランスの非営利社団)。編集の独立に関する憲章を定めている。
普遍的な遺産が、いまは散逸している。
ウイスキー、ラム、コニャック、ジン、オー・ド・ヴィー、リキュール、メスカル、白酒(バイジュウ)……。蒸留酒は五千年にわたる諸文明の歴史を物語る。蒸留の科学、交易の道、農業のテロワール、食卓の技芸、文学と神話。この膨大な遺産はいま散逸しており、その全体を語る博物館は世界のどこにもない。
SpiLiはこの空白を埋めることを目指す。パリに蒸留酒とリキュールの文化を扱う博物館を創設し、初心者にも専門知識をもつ人にも、家族にも若い世代にも、海外からの来館者にも、障害のある人にも開かれた場とする。常設展示、企画展、教育普及のワークショップ、文化プログラムによって、欠かすことのできない文化的・感覚的な訪問先とする。
この計画は公益を目的とする取り組みである。蒸留酒の文化のあらゆる側面を展示し、保護すること——神話、芸術表現、儀礼、地理、歴史、人物、技術を、フランスと世界において。計画を進めるのは準備段階の社団であり、公益財団となることを目指している。
構想
遺産と学術
研究、収蔵、刊行、公開データベース。譲ることのできない中核。
教育と市民性
若い世代、予防、責任ある飲酒、職業教育。
地域と発信
フランスと世界のテロワール、蒸留所ツーリズム、国際巡回。
体験と持続性
没入型、感覚的な体験、催し。使命を支える財源となる活動。
見学にとどまらない場
- 常設展示——蒸留酒の歴史、製造技術、世界のテロワール、稀少なボトル、教育用の蒸留設備と熟成庫。
- 企画展——ラムの航海史、詩人たちとアブサン、日本の蒸留の伝統、アメリカの禁酒法など。
- 没入型の体験——生産地のバーチャル見学、インタラクティブな地図、見学の体験を館外へと延ばす多言語のデジタルガイド。
- 文化プログラム——講演・対話、上映、演奏会、討論、学術シンポジウム。
- 教育普及のワークショップ——大人のための多感覚の空間、若い世代のための教育コース。アルコールを用いず、科学と歴史に向き合う。
- 蒸留所ツーリズムの窓口——フランス全土の蒸留所や生産者を訪ねる準備のために。
今後の行程
社団の設立、アドバイザーの輪、オンラインの共同データベース。
イル=ド=フランスでの没入型・モジュール型の展示:フランスの蒸留酒のテロワール。
展示が世界の主要都市を巡り、各地の文化と対話する。
パリに設ける恒久の拠点。世界中の蒸留酒を扱う。
ともにこの歴史を書く
SpiLiは準備段階にある。計画がかたちづくられるのはいまであり、一つひとつの支援が意味をもつ。